バラの花。アフロディーテの花。完全な美。ずっとバラの花が苦手だった。 欠けることも、慄くこともなく、愛でられることを自明と感じているかのように、匂い高くバラは咲く。 だから舞台の外の世界の外れで息をしている自分には、直視できなかった。 神谷美…
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